爪水虫(爪白癬)のよくある質問FAQ

爪水虫(爪白癬)のよくある質問FAQ

「爪水虫」に関するよくある質問

  • 爪水虫と足の水虫は同じものですか?

    別物です。
    爪水虫も足の水虫も白癬菌というカビが原因で発症しますが、その病名の通り、爪水虫と足水虫とでは、発症する部位や症状、治療方法など様々な点で違いがあります。

  • 爪水虫と爪白癬は違う病気ですか?

    同じ病気です。
    爪水虫の原因菌が白癬菌のため、爪水虫のことを爪白癬と呼びます。

  • 爪水虫の患者は何人くらいいますか?

    全国に1200万人いると考えられています。
    高齢者の患者が多く感染しやすい病気のため、今後も患者は増えていくと考えられています。

  • 水虫はカビ(白癬菌)が原因の病気なのに、どうして水虫と呼ぶのですか?

    近年になり水虫の原因は白癬菌というカビである事が分かりましたが、水虫が人々に認知された江戸時代は未だ原因不明の病でした。

    江戸時代に田んぼ仕事をしていた農夫の間で水虫が蔓延した時に、水虫は原因不明の病であったために、田んぼの水の中にいる虫に刺されたことが原因で発症する病気だと信じられていました。

    このことから水虫と呼ばれるようになったと伝えられています。



症状に関するよくある質問

  • 初期症状を教えてください。

    爪が白く濁る、爪に白い縦筋が入る、爪が分厚くなる、爪の表面が凸凹するなど、見た目に悪影響を及ぼします。

  • 悪化するとどうなりますか?

    爪がどす黒く変色する、爪が脆くなり先端のほうからボロボロ崩れる、爪が剥がれ落ちるなど、見た目だけでなく痛みを伴う深刻な症状に侵されます。

  • 爪水虫は臭いますか?

    爪水虫は臭いません。
    臭うイメージがあるのは、爪水虫が発症している足のほとんどは、蒸れて雑菌が繁殖している不衛生な状態にあるからです。

    雑菌臭という言葉があるように、雑菌は繁殖すると臭いを発します。

    つまり、臭っているのは爪ではなく足の雑菌臭ということになります。

  • 放置するとどうなりますか?

    放置すると症状の悪化及び、周りの人に感染する恐れがあります。
    爪水虫に気が付いたら、早めに治療を始めましょう。



感染に関するよくある質問

  • 爪水虫は感染しますか?

    爪水虫は感染します。

    自分自身への感染としては、他の健康な爪への感染や手の爪に感染する事があります。
    自分以外への感染としては、家族(夫婦・子供など)に感染する恐れがあります。

    また、柔道やヨガなど裸足になる機会がある方は、仲間にも感染する可能性があるため、注意が必要です。

  • 爪水虫は赤ちゃんや子供にも感染しますか?

    赤ちゃんや子供にも感染します。
    爪水虫の原因である白癬菌は、例外なく誰にでも感染する菌です。
    そのため、赤ちゃんや子供がいる家庭では以下の点に注意して感染を予防して下さい。

    1. 爪水虫患者は、家庭内でスリッパまたは靴下を着用する。
    2. バスタオル、バスマット、爪切りはなど、足や爪が直接触れる家庭用品は共有しない。
    3. 爪水虫患者は、お風呂では石鹸を使って足を洗うなど、清潔を保つように心がける。
  • 爪水虫はペットにも感染しますか?

    爪水虫は犬や猫などのペットにも感染します。
    逆にペットから感染する可能性もあります。

    ペットが水虫に感染していると円形脱毛など皮膚病の症状が現れるため、水虫の感染が疑われる場合はしっかりケアしてあげましょう。

  • 家族の衣類と一緒に洗濯しても大丈夫ですか?

    大丈夫です。
    洗濯機を通しての感染はほぼないです。
    洗濯を別々に行う家庭もありますが、気持ちの問題です。

  • 爪水虫に感染したら温泉やプールに入ってはいけませんか?

    ダメではありませんが、控えるのがマナーです。

    爪水虫の原因である白癬菌の感染力は非常に強力です。
    温泉やプールなどの水中で感染する可能性は低いですが、タオルや足拭きマット等を介して他人に感染する可能性は十分にあります。

    温泉やプールは治療後のご褒美にしましょう。



治療に関するよくある質問

  • 治療方法を教えて下さい。

    外用薬(塗り薬)、内服薬(飲み薬)、レーザー治療の3種類があります。

    外用薬は、クリアネイルショットDr.G’s クリアネイルが有名です。
    内服薬は、ラミシール、イトリゾール、グリソビンFPが医師から処方される代表的な薬となります。
    レーザー治療は、施術できる病院が限られているため、ご希望の方は病院のホームページ等を確認して受診して下さい。

    治療方法の詳細はコチラの記事をご参照下さい。

  • 自然治癒しますか?

    自然治癒はありえません。
    放置すると症状の悪化や周りの人に感染する恐れがあるため、早期に治療を開始しましょう。

  • 予防方法を教えて下さい。

    爪を清潔に保つことで予防できます。

    爪水虫は白癬菌が爪に付着することが原因で発病しますが、付着して直ぐに発病するわけではなく、数時間かけてゆっくり爪の中に侵食します。
    つまり、侵食される前に白癬菌を洗い流せば予防は可能ということです。

    足は体の中でも特に汚れやすい部位のため、お風呂では足の甲や足裏だけでなく、爪・指もしっかり洗いましょう。
    (足が汚れやすい理由としては、靴の中は高温多湿で足は1日にコップ1杯分の汗をかくといわれています。汗だくになりやすい足は体で一番汚れやすい部位なのです)

    また、お風呂上りは足の水滴をしっかり拭き取りましょう。

    水虫の原因菌である白癬菌は湿気を好むため、足が湿っていると白癬菌が繁殖しやすくなります。

  • 爪水虫は爪に付いた白癬菌を取り除けば治りますか? 爪水虫の部分(白く濁った爪)をヤスリで削って白癬菌を取り除こうと思います。

    爪を無理に傷つけると悪化する恐れがあるので、素人判断で削るのは止めましょう。

    誤って健康な爪を傷つけてしまうと、そこに菌が浸入して症状の範囲を広めてしまう可能性があります。

    どうしても削りたい場合は医師に相談しましょう。

  • 爪水虫を隠したいです。治療中ですが、マニキュアを塗っても大丈夫ですか?

    症状が悪化する可能性があるため、マニキュアはお勧めできません。

    マニキュアは治療薬の浸透を妨げます。
    また、マニキュアを落とす時に使う除光液は爪に負担をかけるため、爪水虫で脆くなっている爪にはお勧めできません。

    しかし、職業上の理由など、どうしてもマニキュアが必要な場合は、「Dr.G’s クリアネイル」をご使用ください。
    Dr.G’s クリアネイル」はマニキュアの上からでも使用できる爪水虫用の塗り薬で、その浸透力の高さは特許を取得したほどです。
    欧米のネイルサロンでも使用されているため、実績も十分です。

  • 爪水虫は完治しますか?

    根気強く治療に取り組めば完治します。
    初期症状なら市販の塗り薬(クリアネイルショットDr.G’s クリアネイル)でも治療可能です。